在留申請で不許可だった場合の対処法
中国の方をはじめ、外国人が日本で適法に生活するためには、在留申請を行う必要があります。
もっとも、申請が不許可になってしまう場合もあります。
このような場合、適切な対処を行い、在留が許可されるよう努める必要が発生します。
本稿では、在留申請で不許可だった場合の対処法について解説していきます。
在留申請で不許可になってしまうケースとは
在留申請で不許可になってしまう代表的なケースとして、まずは書類に不備や誤記がある場合が挙げられます。
また、申請した内容が事実と異なっている場合も挙げられます。
具体的には、学生ビザの申請を行った者が学業に従事していない、就労ビザの申請を行ったものが指定業種の労務を行っていないというケースがこれに当たります。
加えて、過去に日本で違法行為を行った記録が残っていた場合にも、不許可になることがあります。
在留申請で不許可だった場合にはどうすればよいか
在留申請で不許可だった場合、その理由について改善をして再度の申請を行うか、不許可を争うべく訴訟提起などの手段を検討するかといった対処を行うことになります。
以下で具体的な手段について解説していきます。
再申請を行う
不許可の理由が書類の不備や誤記など修正が可能なものである場合には、書類の収集を行い、誤記を訂正する形で、改めて申請を行うことで、許可が出る可能性があります。
異なる在留申請に申請する
在留資格を変更して申請することで、許可が出ることも考えられます。
たとえば、学生ビザから就労ビザに種類を変更して再申請を行うという手段が存在します。
法的手段を検討する
不許可という判断が不当なものと考える場合には、取消訴訟や無効確認訴訟などの形で、法的に争うことが考えられます。
この場合は、弁護士への相談がほとんど必須となってきます。
まとめ
本稿では、在留申請で不許可だった場合の対処法について解説してきました。
在留申請で不許可だった場合、適切な対処を行って在留資格の獲得を目指すためにも、弁護士に相談することをおすすめします。
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